発表会の良いところは沢山あります。

生徒さんたちに演奏の場を作ってあげることができ、

目標を作りモチベーションを上げることもできますし、

日頃の成果をご父兄の方々や、おじいちゃんおばあちゃんにも見てもらい、

またご近所の方達にも音楽会として楽しんで頂くこともできます。

 

                            

そして先生の立場としても、毎週のレッスンでは見えなかった生徒のことが、

舞台で演奏する姿を通して、よく見えてきます。

 

発表会を終えていつも思うことは、

全員が見事に大きな成長を遂げていることです✨✨✨

そして次回を楽しみにしてると言ってもらえると、疲れが吹っ飛び(発表会後は疲れ切ってます💦)、

「またやろう💪」とやる気がふつふつと湧いてきます(本当です)。

発表会の場は演奏面だけでなく、ご家族の方々と交流できる良い機会となり、

生徒さん自身が『私って人前で演奏するのが好きだったんだ!』と新たな一面に気づくこともあります。

 

そんな良いことづくしの発表会ですが、実際準備を始めて見ると、本当に大変・・・。

1回目の発表会を開催した時は、皆さんから会場となるホールやサロンなどの情報を頂いたり、

どんな発表会にしたいか、生徒さんのお気持ちやご希望を聞きながら、手探りで進めていました。

色々なことを考えて、決めていく作業はとっても大変です😢

 

これから発表会を開催される先生方に向けて、参考になったらいいなと思い、発表会の準備についてまとめてみました。

自主リサイタルを開くときにも、役立つかも!!と思います。

 

主催する先生側の大まかなスケジュール

会場を検討する。

予算と場所で決める。(交通の便)(教室から近い場所)

公立の施設は、市内在住者には割引制度があるところもある。

             ホールの場合、だいたい1年前か半年前にホール予約が行われる。

(人気の高い場所は、抽選会が行われるので、ホールに事前確認をしましょう。)

ホール?サロン?(ホールのリハーサルルームをオススメ)

ホールの音響・雰囲気・会場の美しさ・静けさはどう??

ピアノはヤマハ?スタンウェイ?それとも??フルコン??

              (スタンウェイのフルコンは、小さなお子さんにも喜んでもらえます!)

憩いの場が併設のサロンにすれば、演奏後に懇親会を開くことができる。

 

日程を検討する。

          先生自身の予定を考える。自身の本番などのスケジュールの兼ね合い。

生徒さんにもアンケートをとる。

 学校行事は?運動会は?(お餅つき大会と日が重なった時と言われた時は(そんな行事知らなかった・・・涙)と泣きました。)

 他のコンクールなどの調整も必要。

      GWやお盆、お正月の直後に開催すると、帰省などの都合で練習不足にならないと心配な時もありましたが、問題なかったです。

 

だいたいの出演者数を確認して、予算に応じた会場と日程を決定。

              会費は期日をはっきりと伝えておくこと

              生徒が出演できなくなった時の出演料はどうする?

              会費は・・・演奏時間で決めるなどで、公平にする。

              発表会費は、毎年大きな変化がないようにする(入会の時に会費の説明をしておくので)

予算が余れば、次の年にまわすorもしくは、お手伝いしてくださった方々へお分けする。

 

調律師をおさえる

ホールによっては決まった調律師がいる。

前日に調律が入っていれば、調律無しで行うことも有り。

         

どんな発表会にする?

          教室のカラーを出せるところ

例えば・・・

演奏前に、先生からのコメント・お母様からのコメントを読んでから弾いてもらう。

自己紹介文を書いてもらい、アナウンスの人が読む 

プログラムに意気込みについて書いてもらう      

      

 会場との打ち合わせ(必要なホールもある)

 

 出演者と、演奏曲(演奏時間の決定)

演奏曲は、3か月くらいまえから考える。1年前からもOK

 

 開演時間を決める

それによりリハーサル時間を決めることができる。

分刻みになったとしても、一通り通せる時間を確保したいところ


 プログラム作成 (出演順については要検討)

 出演順・・・「年齢(学年)順」「生徒の進度」「曲」(同じような曲が並ばないように)

 プログラムは作成は自分で作る/生徒さんに頼む/業者に頼む

 

プログラムの印刷(業者に頼む/コンビニ/家のプリンター)

 

 お花、記念品、写真などの予約

              年齢・性別も違うので、かわいさ重視/値段重視?

 

 当日の進行表の作成(演奏時間を正確に把握・リハーサルの時間割)

 

 アナウンス原稿(アナウンスを誰かに頼む。名前や曲名にフリガナを)

 

 スタッフとの役割分担


 プログラムと、連絡事項を出演者に配布

発表会で守ってもらうこと。(子供だけではなく、親御さんにもお願いしておく。)

お友達の演奏も聴こうね。

演奏中のホールへの出入りはしないように。

演奏中は椅子に座って静かに聴きましょう。

ホール内での飲食はしないように。

携帯電話の電源は切りましょう。


 リハーサル会はする?

              自宅orサロン

 

 当日の録音・録画は

  撮影場所を決めておく

 

 打ち上げをするなら、場所やメニューの予約

 

 

前日にやること

 スケジュールの最終確認(演奏時間含む)


 持ち物の確認
             
・補助ペダル

・ステージ用花

・進行表(プログラムに時間や準備物を書いたもの)

・アナウンス原稿

・プログラム

・筆記用具(ボールペン、サインペン)セロテープ

・白い紙(予備)

・スタンドお花の場合、セロファン、テープ、リボンなどの用意

・張り紙(受付、ドア等)

・記念品

・謝礼(お手伝い、アナウンス等)

・現金(会場費等)

 

 

本番当日

 先生の服装は現地で着替えるか/家から着ていくか

 当日は何かと忙しくてお昼ごはんを食べれないことが多いので、簡単に食べられるものを用意。

 お茶やお菓子を楽屋に置く(お手伝いを頼む)

 貴重品をロッカーへ
 会場セッティング(サロンの場合、自分たちで椅子のセッティング、ピアノの位置確認)

 足台などセッティング
 リハーサルを聴く。(スタッフがいない場合、リハーサルに立ち会えないことも)

 進行具合を見ながら、スケジュールの調整

 

開演

 休憩時間などで、スケジュールの微調整を行う。
 会場で生徒の演奏聴けるなら、演奏を聴きながら一言メモを(慌ただしくて忘れてしまう場合も)

 (当日慌ただしく、会場で演奏を聴けることができない場合もあります)

 

終演後

 集合撮影(開演前でもO K

 終演後に、記念品、お花を全員に渡しながら、生徒さんとお話する

 ゴミの捨て方(ホールによって違うので確認)

 片付け、忘れもののチェックをして退館。

 ホールの方にも御礼をお伝えする